イノセントウリス(死産)
注意:イノセントデュランダウリスが弱いということをらいだぁさんにぶん投げるために書いたので解説はあんまりしないです。
2016年8月4日ブースターパック14弾サクシードセレクターが発売した。
ウリス限定も悪魔もない....
なんとなく水天をデッキに入れた。
2016年10月13日ブースターパック15弾インサイテッドセレクターが発売した
ウリス限定も悪魔もない....
ウリスに入りうるカードがない。
2016年12月15日ブースターパック16弾ディサイデッドセレクターが発売した。
ウリス限定も悪魔もない....
そう、13弾に収録されたイフリード以来ウリス強化と言える強化をもらえていないのだ。7ヶ月間も強化をもらえず気が狂いそうだった。実際15弾のウィクロスパーティースペシャルでは血迷ってウルシ破産から当日借りたアイヤイを無理矢理回したり、ゴルアベで相手の盾を7枚割って楽しんでいた。15弾はその2回しかWPSに出場できなかったのだが、会った人達からこう言われた
「ウリスじゃないんですか?」「ウリスから逃げたんか?」
俺はウリスから逃げていたのだろうか?
どう考えても逃げていた。ウリス全一(笑)と名乗っているくせにウリスを使用していなかったのだ。ウリス芸人なら強化がなくてもウリスを環境に合わせるぐらいの気合が必要だ。16弾発売週の土曜日、日曜日共にWPSがあった為それに向けてのデッキ構築が始まった。
コンセプト編
14弾からメイン、アーツが1枚も変わっていない従来のウリスでは悪の権化ピルルクAPEXに勝てないことは確定的に明らかだった。新弾の発売直後ということもあり僕の脳みそは新カードを使うことに寄っていた。何か.....何か新しいギミックを取り入れたい。
おじいちゃん「ウリスでイカディフェンスデュランダメツミしたくない?」
僕「ないです」
16弾発売約1週間前の会話だった。当初イノセントディフェンスの効果を調べもせず知らなかった俺はとりあえずメツミとデュランダという単語だけでろくに思考もせずアイディアを否定してしまった。構築に行き詰まった僕はふとこの会話を思い出しイノセントディフェンスのテキストを確認した。
カード名 | イノセント・ディフェンス | [イノセントディフェンス] | |||
---|---|---|---|---|---|
色 | 無色 | カードタイプ | アーツ | 限定条件 | - |
コスト | 無(4) | 使用タイミング | 【メインフェイズ】【アタックフェイズ】 | ||
このアーツを使用するための[無]コストは、あなたのルリグの持つ色でしか支払えない。 |
ん?シグニ1体がバニッシュされないを得る?
知らなかった。
デュランダ、イカにバニッシュされないを付与、墓地25のメツミで3面バニッシュ耐性最強デュランダで詰めるというプランだ。
しかし僕は大のメツミ嫌いでデュランダに加えてメツミをメインデッキにいれるとなると全体としてパワーダウンしてしまうと考えていた。
メツミが弱いと思考停止で諦めかけていたところあるカードが見つかった。
みんな大好き無限に殴られるあいつだ。
アシュタルスデュランダイカディフェンス。
美しい。
すごい。
この布陣がどのように働くか具体的に説明をすると
3面バニッシュ耐性
デュランダの全効果耐性
イカのアタック時バニッシュ
がある為この布陣から1点を守りぬくために相手は蘇生系アーツでデュランダの前の面を埋めつつイカをダウンするかアタック不能効果を付与など何かしらの方法でアタックできない状態にしなければならない
ピルルクAPEXに対してリフレッシュで墓地のスペルを0にしエナが5以下の状態でこの布陣が作れればマイアズマでの蘇生+ブルパニorドエスでのダウン計6エナの行動が取れないため基本的に詰めることができる。
(ルリグごとに詰め条件を並べていくととんでもない量になるので残りは皆さんに考えてください)
しかしながらAPEX相手にこんな布陣作れるはずがない。畜生ヘルボロスがいるのだ。
ヘルボロスを除去できる都合のいいカードが.....
発売してた。
デッドゲートだ。
このカード、ヘルボロスを除去しつつデュランダが蘇生できるのだ。賢すぎて優勝してしまいそうだった。
デッキコンセプトは決まった。あとは組むのみ。
レシピ編
メインデッキは14弾の頃のレシピからデスバイ1→デュランダにしただけ
おわり
実践編
このデッキをまず土曜日の個人戦のWPSに持っていった。
正直今まで組んできたウリスの中でこれほど弱いものはないといった気持ちで臨んだので気分は最低レベルだった。
予選
輪廻游月後攻〇
ピルルクAPEX後攻〇
耐久エルドラ先攻〇
ピルルクAPEX後攻〇
予選4-0
勝てた。
しかもAPEX後攻を2回も取ってしまった。
これは優勝してしまうのではないか?
決勝トーナメント1回戦
ウルトゥム後攻
ウリスでウルトゥム後攻は厳しいと感じる方は多いかもしれない。しかし、このデッキにはイノセントディフェンスがある。普通のウリスとは違うのだ。超大手ウムル全一ゆーゆーてーブロガーてらたかによるとその時期のウムルのアーツはフェイタル、ウェーブ、コール、クラチャン、デドゲ。つまりコールをエニグマで誘発し、盾0の状況でイカにバニッシュ耐性を付与するだけで勝利できるのだ。
プラン通り相手の使用アーツがコール、フェイタル。盾が0枚という状況でイカにバニッシュ耐性を付与しアタックに入った。
勝ちを確信した。
が、負けてしまった。
相手のアーツにはスピリットサルベージが入っていたのだ。当然イカアタックは止まりそのあと相手に詰められてしまった。
とても悔しかったが一発芸のようなウリスで4-1と良い結果が出せた為素直にうれしい気持ちもあった。
気持ちを切り替えて次の日の立川チームWPSに出場した。
予選
アペ先攻⚪︎ チーム⚪︎
地獣先攻⚪︎ チーム⚪︎
地獣後攻⚪︎ チーム⚪︎
アペ先攻⚪︎ チーム×
決勝トナメ
準決勝 地獣先攻× チーム⚪︎
決勝 地獣先攻⚪︎ チーム⚪︎
優勝した。
こんな鼻くそみたいなウリスで2日合わせて通算9-2。
俺が弱いと思っているだけで実はこのレシピは最強なのではないか。
次の週、祖母の家行った帰りに大阪のWPSに参加した。
「大阪のAPEXはヘルボロスみんな抜いてるよ」
何を勘違いしたのか、この発言を聞いて血迷った僕はデッドゲートを水天に変更して参加してしまったのだ。
予選1回戦
紡ぐ緑子後攻〇
盾0マンモノーザンノーザンを奇跡的に守って勝利
予選2回戦
ピルルクAPEX後攻×
ヘルボロスをだされた。
ヘルボロスを出された。
あれ?
世の中は嘘つきで溢れている。
負けてしまった。
予選3回戦
ウルトゥム後攻×
またウムルにスピサルを打たれて負けてしまった。
考えるのをやめた。
予選4回戦
ウルトゥム後攻〇
スピサルが入っていなかった。
いいウムルだ。
予選2-2
当然予選落ち。デッドゲートを抜くという明らかな構築ミス。反省に反省を重ね次の日のWPSに備えることにした。
なんばWPS
予選
アペックス先攻⚪︎
地獣緑子後攻×
ニカイ後攻⚪︎
ユキ先攻⚪︎
アペックス先攻⚪︎
決勝トーナメント
1回戦ミュウ先攻⚪︎
準決勝爆魔炎後攻⚪︎
決勝タマ先攻×
準優勝してしまった。
嬉しい。
嬉しすぎる。
レシピがこちら
ん?
デュランダとイノセントディフェンスはどうしたか?
抜けてしまった。
どうして抜けたのか。
抜けるまでのWPS3回計15回戦デュランダを絡めた回数
2回。
アシュタルスデュランダイカディフェンスで詰め切った回数
0回。
15回中0回。
そう0回なのだ。
つまりはいらないギミックだったのである。
対ピルルクなぜ勝てたのか。
デュランダでもイノセントディフェンスでもない、デッドゲートが強かっただけなのだ。
それならむしろ水天の方がピルルクやその他のデッキにも強く出られる為アーツが戻り14弾の頃からウリスの何が変わったかというとアーツが1枚変わりそれ以外何も変わらないという悲しい結果となってしまった。
弱いよ編
ピルルク相手に例の布陣で詰められるのが強そうというのがこのデッキの特徴だとする。
コンセプト編でこう述べた
ピルルクAPEXに対してリフレッシュで墓地のスペルを0にしエナが5以下の状態でこの布陣が作れればマイアズマでの蘇生+ブルパニorドエスでのダウン計6エナの行動が取れないため基本的に詰めることができる。
ウィクロス分かり手の皆さんはお気づきだろう。
エナにフリーズかリバイブかスリーアウト(ハンドにオダカメ)を置くだけで無意味となるのだ。
デッキのコンセプトが崩壊してしまった。
そしてもう一つ大きな欠点がある。
このデッキ、エナに行ったイカを墓地に置くる手段がマイアズマしかないのだ。
つまり最大2枚。それ以外はエナゾーンに置かれているゴミと化してしまう。
これをケアするために行動がだいぶ縛られてしまい本来の動きすら弱くなってしまうことが多々あった。
やはり純粋な強化がこないとデッキは組めないらしい。
ウリスストラクがまた来るらしいのでそれに期待して頑張ろう。
FFTCG
チャリンチャリンチャリーン
おわり
レシピ変わらなすぎて解説することないんで案外、人によってばらけるウリスのアーツ選択について16弾末期あたりに詳しく書くかもです。